朝井リョウの『死にがいをもとめて生きているの』!
「俺は死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。」
毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないように立ち回る転校生、承認欲求の強い大学生、時代に取り残されたTVディレクター…
交わるはずのない彼らの人生が智也と雄介の人生と交わり線となり…
植物状態のまま病院で眠る智也…
智也を見守る幼馴染の雄介…
そんな2人の間に横たわる真実とは?
…
なんとなく、今までの朝井リョウ作品とはちょっと色が違うような物語…
およそ500ページの長編で、テーマも壮大で、読むのにかなり時間がかかりました💦
図書館に予約を入れて、順番待ちの人数の割にはなかなか自分に回ってこなかったのは、やはりみんな読むのにそれなりの時間が掛かったからかな?
何人もの視点から、色々な時間軸から、ひとつの世界が描かれていて、とても面白かったです!
…が、最後まで読んでも、まだなんか読み取れてない部分が多いような気がするので、時間を置いて、また機会があったら読んでみたい物語でした!